紫電一閃

紫電一閃

刀剣などが稲妻のように一瞬きらりときらめくことから、一瞬や極めて短い時間のこと。
または、そのような少し時間で急激に変化すること。
紫電」は刀を鋭く振るとひらめく稲妻のような光のこと。
「一閃」は一瞬のひらめきのこと。

 

 

 

作間龍斗くん20歳のお誕生日おめでとうございます。

20歳。大きな意味を持つ歳。18歳から成人が適用され、20歳になることを「成人する」とは言わなくなったけれどたった1年で、1日で、1分で、数秒で一気にいろんなものを背負わせる歳。10代に煌めきを感じる者は来てほしくないと望み、20代に憧れを持つ者はいまかいまかと待ち望む。コンマ何秒の差でまるで別人になったかのように肩書きが増える。

 

私が知っているのは10代の作間くんだけで、それもほんの少しの姿しか知らなくて、10代の作間くんとお別れするのが寂しいような、20代の作間くんにやっと会えるのが嬉しいような、、、自分が20歳になった瞬間よりもソワソワして、期待に胸をふくらませている。好きな人の力ってすごい。

 

作間くんは大人に見られがちで、まだ20歳になってなかったの?って驚かれることが多い。私でもそんな言葉をよく耳にするくらいだから当人はもっとだろう。なんなら本人も大人になったと錯覚するくらいだ。見た目や趣味言葉遣い、小さい頃から大人に囲まれるという特殊な環境、様々な要因でそうさせているのだろう。でも年相応にアニメの話をして盛りあがったりメンバーとふざけあってたりして笑っている姿はあどけなくてなんとも言えない愛おしさが胸の奥からじわじわとこみ上げてくる。

 

作間くんと私。なんの接点もなくて、もちろん彼が私の存在を知るわけはなくて、私も彼の存在を知らずに生きていく可能性はあって、アイドルとファンの関係ってつくづく不思議だなって思う。そんな不思議な関係をもう7年も続けているわけだけどずっと作間くんは私にときめきを与えてくれる。ステージで見つけた時の感動、大役を任された時の誇らしさ、お友だちとの出会い、ジャニーズを離れた場での頼もしさ、すべてが心に温かく触れて消化されている。

 

 

作間くんはメンバーやスタッフさん、そして私たちファンにまで感謝を伝えてくれる。それは綺麗に並べられた言葉ではなかったり咄嗟にでたまとまりのない言葉であったりするけれど、どれも素敵で大切な言葉だ。自分のことについて触れなかったり強い意見や考えを発することがなかったのにここ2年くらいでたくさんの「夢や希望」を口にしてくれた。「メンバーの夢を自分の夢」にしたり「ここから見る(メンバー横並びで4人を見れる)景色が1番好き」と言ってくれたりそんなときもメンバーの中にいる自分の立場で語る、そんな作間くんが大好きだ。

 

 

夏に行われたサマパラのひとつのコーナー、「タイアップメドレー」気づけば全て作間くんが参加している作品の楽曲だった。以前作間くんは雑誌のインタビューで

HiHi Jetsという大きな塊を見たときの小さなパーツとして進んでいけたらいいなと思っています。

 

グループとしては、ライブツアーとか大きなことがあって、そこで成長を感じられますけど、個人としてはなかなか実感していなかったんです。

(映画誌より)

こう応えていたけれど楽曲というかたちで、個人活動がグループの紛れもないピースのひとつとしてはまっている。

 

僕はただHiHi Jetsでいたいんです。(中略)個人仕事を頑張るのもHiHiのためになると思っているから。

(ananより)

作間くんってなによりもグループのことを考えてるんだろうなって思う。作間くんの中では1番大きな存在で大切にしたいものなんだな。HiHi JetsのLIVEに行くと、作間くんのパフォーマンスに惹かれるのはもちろんだけれど、作間くんがHiHi Jetsの輪に入って笑っているところを少し覗き見出来ることが嬉しくて目頭が熱くなるような気がする。

 

昨年11月、私が長年応援していたグループが解散した。メンバーがそれぞれの道を歩むこととなった。彼らは去り方もケアの仕方も非常に素晴らしくて心残りなくお別れを言うことはできたのだけれど、ただただ寂しくて心に穴がぽっかりと空いて体調を崩した。そんなことでって周りに言われて笑われたけれど私にとっては全然そんなことで済まされる出来事ではなくて上手く消化されないまま作間くんに会った。その場所が彼らとの思い出の場所である「代々木第一体育館」。抱えきれないいろんな想いを持って会場に入った。五騎当千は素敵な空間だった。アリーナ規模の会場全体が紫になり、作間くんがセンステでメインでソロを披露していた。考えられないスピードで5人が外周をローラースケートで駆け回っていた。ここまでこれたね、またここからも進もうね、ってファンの人たちが一体となって見届けていた。作間くんが最後の挨拶でこう言っていた。

僕はそんなに自己主張が激しくなくてこれやりたいあれやりたい欲は人よりなくて、この4人に見つけてもらえてH・A・Fの皆さん、スタッフさんに色んなものを見せて頂いて、ペンライトやうちわもそうだし、近くに行った時の表情とか、この僕の状態にしてくれたものなんだなと思いました。人って少しずつ変われるんですね、僕はこれが良かったと思ってます。前の自分に戻りたいななんて思わない、これよりもっと皆さんの近くに行ってたくさん表情も見たいし、たくさん色んな言葉を聞きたいです。これからもHiHi Jetsとして先を目指します。皆さんも一緒に行きましょう。

(ニュアンス)

作間くんが一生懸命に紡いでくれた言葉を聞いて辛かったりずっと優れなかった気持ちがすっと軽くなって私の中にじわじわと落とし込まれた。作間くんは周りの人を大切にする人で私もその人たちを大切にしたいなと思えて、だからいつまでも落ち込んでてはいけなくて少しずつ自分のペースで冷えた心を温めていきたいなと思うことが出来た。

 

余韻が残るまま乗った帰りの電車の中でふと思った。「HiHi Jetsが終わる時には笑顔で送り出してあげたい。」そこまで応援しているかも生きているかも分からないけれどなぜかそんなことを漠然と思った。

始まりがあれば終わりがある。まだデビューしていないHiHi Jetsだって何十年か後には解散するかもしれない。自然と活動がなくなるかもしれない。違う形になっているかもしれない。それが痛いほど分かったからこそ後悔したくない。後悔しないって人それぞれだと思うけど、私はモチベがどうこうとか数多くの現場に入るとかそういう話ではなくて、上手く自分の生活に応援するという活動をはめこんでいきたい。私は私の時間で作間くんをHiHi Jetsを見ていきたい。

 

 

 

この1年で作間くんの言葉に自分が救われる機会が非常に増えた。パフォーマンスで魅せる人だったのが挨拶や雑誌のインタビューでも魅せてくれる。私が好きな作間くんの言葉のひとつに「HiHi Jetsに入って人生が色づきました。」がある。私は作間くんの人生を色づかせるたくさんの色のうちのひとつになれたらいいなと思う。

 

 

 

 

 

2022年9月29日、Travis Japanのデビューが発表された。たまたま作間くんがブログの担当だった日だけれど作間くんらしい、先輩への敬意と力強い意気込みを感じれる素敵な文章だった。10代最後の煌めきを見た直後私は電車の中で泣いた。いつまでもついていくよ、力強くローラースケートの速さにも負けないくらいのスピードで背中を押すよ。作間くんの言葉にまたこうやって救われた。

 

 

作間龍斗くんお誕生日おめでとうございます。

20代の作間くんも素敵な人々と出会えますように、愛を与えて受け取れますように、たくさん笑っていれますように。

 

大好きです。

 

2022.09.30